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へヴィでチェーンな店員の妄想雑記帳(18未満非推奨)
2024 . 04
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    異世界ファンタジーで降臨モノ。
    多少のエロスが入りますが基本まったり日常系です。(一人語り文)
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     「兄さま、起きて下さい」と第五王女改め女王ちゃんに起される。はじめて朝に起きた。太陽の野郎にもこの神殿に朝日を侵入させる事は困難だからだ。さすが月神の神殿。
    それで女王ちゃんに起された訳だが、今回は朝の生理現象が原因ではない。僕のビックブラザーは褐色の耳長お姉さんにずっぷし入り込んでいるのだから。どこのダークエルフさんですかこの人?
     
    とりあえず朝立ちを処理したら謎のダークエルフさんは泡吹いてそのまま二度寝してしまった。引き締まった善い体してるお姉さんだ。大きくは無いが美乳なところも好い、ツンと上向いてるし。ボブカットと思いきや後ろに双房の細長い編込み付という髪型も可愛い。僕よりは大きいようだが170は無いかな。うん、飼おう。
     
    ダークエルフのお姉さんに特製のクリピアス〈オリハルコン製〉と引き綱を付け祭壇に繋いでおく。女王ちゃんはその間、僕の作業を見ながらひゃうひゃう言ってた。ダークエルフさんにシンクロしちゃったのだろうか。
     
     女王ちゃんと王宮に行く。御歳十二の女王ちゃんに完璧な宮廷を創ってあげる為のちょっとした苦労です。ただ玉座に座り女王ちゃんを膝に乗せるだけですが。やらかいなぁ。
     
    15
     
     会議室は静寂の中にあった。誰も発言しないし、身動き一つしない。きっと、僕や星神姉さん、フクロウの神気に圧倒されているんだろう。いうなれば肉食獣の前に置かれた肉の心境が近いと思う。知らないけど。
    「困っている事はありませんか?」やさしい女王ちゃんが呼び水を向ける、が誰も応えない。
    まあ、神様の前にいるのが辛いとは言い難いだろう。だから優しい僕はフクロウに詰問させてあげるのだ。
     
    「『知の国』との戦況はどうなっている」
     
    さすがフクロウ、厭らしい。ダメダメに決まっている報告をさせるところが悪食の神らしい。私怨も含まれているから腹黒くもある。
    当然報告は軍人さんから。そして当たり前のように負け続けているようだ。今まではこんな時、多少は誤魔化しの戦勝報告なんかもしてきたんだろうが神様の前では出来ないので残念。
    言い訳を聞くところ、圧倒的な戦力差が有るらしい。そして他の隣国は良くて中立、多数が勝ち馬に乗っているらしい。
    そらそうだ王都まで攻勢を受けている国に付く奴はいないだろう。
    だから神頼み。しかし神頼み。神を降ろせたこの国は黄泉還る。フクロウが言ってたし。
     
    「神兵を遣わす」
     
    赤文字が輝き、縦横無尽に動き出し文様を創り出す。女王ちゃんをちょこっと横にずらし立ち上がる。戻しそうな気分。うぷっ。
     
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     僕の腹から這い出てきた三人の少女。全員が僕より大きいのが奇跡です。彼女達は僕の娘になるのだろうか。
    半神。星神姉さんが呟く。そう、まさしく僕が創り出したのは半神少女。原材料は先日喰べた巨神兵と月光です。
     
     元々あの巨神兵は、炎の神の末裔で神気を操れる先祖返り達の覚醒体であった。喰ってから判ったんだけどね。あの超攻撃力をこちらも使えるならば戦いは持ち直せるはず。古来より敵の鹵獲兵器で戦うのは王道だ、ってフクロウも太鼓判押してるから間違いない。月神パワーでパワーアップもしてるから大丈夫だ。もちろん巨神兵への変身も可能だ。炎の替わりに面白怪光線が出るようにしたが。
     
    半神少女達はみんな僕好みの美少女です。巨神兵の元の姿は判らなかったから、そう創った。それぞれ個性を持たせる為に一柱、一柱丁寧に創りました。身長・体重・3サイズ・顔の作り・性感帯までオーダーメイドな一品モノです。
    ただ記憶は流用しました。面白そうなんで。あと配色は非人類的に赤黒系統で攻めてみました。
     
     さあ、戦争はこれで大丈夫だよな、と軍人さんに確認を取る。月神様に誓いまして、と敬礼する軍人さん。それにしても裸率高いなこの部屋。
     
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     軍人さんと半神少女達が退出して裸率が激減した会議室。国政は軍事だけに留まらない。会議はまだ続く。
     
    「川向うは問題なく治まっているのか」
     
    謎の符号「川向う」。フクロウの一言で大臣達が震えだした。当然、異世界からの降臨神である僕は知らない事なので王女ちゃんに聞いてみる。極上の箱入り娘なのでもしかしたら知らないかも、と暫し待つ。
     
    「兄さまあのね、川向うの街は『黒き大河』の川神様を奉る大きな神殿があって、川神様が治めていらっしゃるの」
     
    フクロウが叫び、大臣達は恐慌した。丁度お茶を運んできた星神姉さんに聞いたところ、王都対岸の街は王都とは別の街という訳ではなく、2つで1つの街だという。しかし黒き大河の神殿は月神大神殿(僕の住まいは格が高い)の従属神殿ではないので以前から危険視はされていたとの事。
    ただ、黒き大河の川神は「夜の王」に逆らった事は無いので人と人との争いの結果でしょう、と言ってお茶を飲んだ。
    星神姉さんのお茶は中々おいしい。女王ちゃんにも口移しで飲ましてあげる。
     
     フクロウも気が済んだみたいだから「黒き大河」の神殿に行くことにする。大臣達だけでなくフクロウも叫ぶ。こういう事はトップ同士が話せば結構簡単に解決するものだと言い聞かせる。決裂したら追い出せばいいし。
     
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     神輿に乗る。担ぎ手は神官。なので結構、揺れる。星神姉さんとフクロウには引き続き会議室で奇跡の選考会をやらせた。少しでも早く神頼みの案件を消化しなければ。面倒事は早く片付けるのが吉だ。
     
     「黒き大河」の神殿は、半分川に突き出したおもしろい建物だった。これが朱色で大鳥居があれば世界遺産認定だな。たのもー、と硬く閉ざされた扉を引き千切る。神輿で来た所為かバリバリ警戒されている。面倒くさい。
    黒河の神官に襲われるかと思ったが津波の前触れの様に奥まで一気に引いていった。自殺志願者は居ないらしい。善い教育が行き届いている。川神は話が分かる奴だろう。
     
    この神殿は中々好い。広いし、平屋だし。
    月神の神殿は大きいけれど山にあるから移動が面倒くさい。祭壇は最奥とはいえ中央部にあるのに、何処に行くにも最も時間が掛かる。座敷わらし用の罠かと思う。
    この神殿はいろんなところに噴水や滝・ウォーターカーテンがあって楽しい。水路が部屋を作ってるなんてところが雅な感じがする。思わず「善いなぁ」なんて声に出してしまう。
     
    「貴方もそう思いますか。私もたいへん気に入っているんです。」
     
    気が合いますね、笑顔でそう言うこの美女が川神なんだろうな。きれいなお姉さんは大好きです。
     

     
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