異世界ファンタジーで降臨モノ。
多少のエロスが入りますが基本まったり日常系です。(一人語り文)
1
やっちまった、と夢精の快感で眼が覚めたら、半裸の黒髪美少女が僕の股間に自分の股間を打ちつけていた。
これは淫夢や逆レイプだの生っちょろいモノでは無く、夜の国に伝わる月神降ろしの儀式であり、夢精だと思った膣内射精で僕は異世界に降臨した。
2
今の僕の身体は、元々は夜の国の第三王子のモノであったそうだ。月神を降ろせる身体には規定があり、月神の末裔である月の部乃民である事と、成人前の童貞か処女である事の二点が満たされている者らしい。そして、その条件に合う生贄が第三王子くんと半裸の黒髪美少女こと、第五王女ちゃんの二人だったそうだ。
月神の性別が不明なのでインモラルな近親相姦を演じる事になった二人には同情するが、なし崩しで脱童貞となった僕はお相手が第五王女ちゃんだったことに大満足です。腰まで届くサラサラの黒髪(正しくは濃紺らしい)に光放つような肌理細やかな白い肌、なだらかな胸に小さな桃色の乳首、鮮血の紅と逆流してきた精液の白が彩る口を開けた股間、涙があふれる大きな満月の様な瞳、痛みを堪えてきつく結ばれた唇、どこをとっても最上のロリィタ。
御歳十二。異母妹。
第三王子くんは満足して逝ったでしょう。
で、僕の身体の事に話を戻す。身長は第五王女ちゃんより多少大きい程度なので150程度だと思われる。身体つきは痩せ気味。アバラが浮いてる。王族だったのに大丈夫かと心配になってしまう。虐められていたのか気に掛かる。
体色は白地に赤文字。赤文字は一文字あたり5m㎡で全身に分布。しかも発光してる。儀式の化粧かと思ったが神官曰く、神降ろしが成った時に浮き出てきたとのこと。眼がチカチカする。
そしてその眼、白目と黒目が逆転している。周りが黒で真ん中が白。でも見た目以外は問題無い。以前は必須だった眼鏡も要らない超視力。意識を集中させれば何処まででも見渡せる千里眼(使用時に目玉が飛び出す面白機能は無い)。
頭髪は金、不良のするパチモンの茶金髪ではなく天然の金髪。陰毛はナシ。まあ御歳十三だししょうがない。
その下のビックブラザーは猛々しく臍まで反り返っていて自尊心を満たしてくれる。
僕(しもべ)である神官が言うには原型を残しているのは顔体の形だけみたいだ。まあ、この配色は到底人類ではありえない。特に発光文字は。
3
異世界に降臨した月神こと僕は第五王女ちゃんと改めてニャンニャンしようと思ったのだが、祭壇に登ってきた神官集団に取り囲まれて愛しのロリィタから引き離されてしまった。
なんでも今この時この国は隣国「知の国」からの攻撃によって滅亡の危機にあると。最後の希望、究極の切り札として、この国「夜の国」の祖にして至高の神の一柱である月神様に助けて欲しいと。まあ、そんな事を長々と男泣きの不明瞭言語で聞かされた訳で。
僕のビックブラザーはダダ盛り下がりな訳で、仕方なく敵軍が見えると言うテラスまでついて行った訳で、決して僕の積極的な意思で戦争に参加しようと思ったわけではないのです。
そこで見た夜空を焦がさんばかりの圧倒的な神威を放つ炎の巨人に許す事の出来ない不快感を感じたのは、「夜の王」である月神の神性であり、個神的な感想で言えば『巨神兵カッケー』であり、決して光の戦士になって殴り合いたいとは思いもしなかったのです。
だから「夜の国」を蹂躙する巨神兵の三倍ほどの大きさとなった光の戦士な僕が、哀れなる救いを求める僕(しもべ)たちの為に、街中で敵をタコ殴りにして食べたのは神的には正義であり、個神的には責任がないんです。
むしろアフターケアとして城外に展開していた敵兵を殲滅し、丘陵に建設された砦を砕き、更に現れた三体の巨神兵を喰らった事は褒められるべき事だと思う。「夜の国」の民は僕を大いに讃え祭るべきだ。
4
敵軍を滅ぼした僕は姿を人型に戻した。制限時間はあるかどうか分からないが、なんとなく日中は無理そうな気がする。「夜の王」だし、太陽とは相性が悪そうだ。そんなこんなを思いながら神殿に帰ると王と神官が言い争っていた。
王曰く、人様の息子と娘を何だと思っていやがる。勝手な事しやがって。
神官曰く、このボンクラが何言ってやがる。俺達のお陰で今日の朝日が拝めるだぞ、感謝しやがれ。
とりあえず王の無能と神官の言い回しにムカついたので一発づつビンタする。神官は恐れおののき平伏したので許す。
怒りの形相で僕を見た王には再びビンタ。口を開こうとしたので再度ビンタ。よろめいたのでビンタ。ビンタ。ビンタ。
二十発ぐらいで平伏したのでそれで許す。
祭壇に上がり第五王女ちゃんを呼ぶように神官に命じると空が白んじてきた。眠くなる、やはり太陽に弱いらしい。神官が何か言ってたけれど眠いから無視した。起したら祟ると言うと静かになった。
眼が覚めたのは昼ぐらい。日中の活動もOKらしいのが嬉しい。月は昼も出ているからか。
髪を梳かれるのは気持ちが好い。膝枕があるのは更に善い。第五王女ちゃんかと思ったら違った。神官服着たお姉さんだれ?
5
膝枕な神官さんに名前を聞くと「ひどい」と詰られた。神官さん曰く、導きの星だの、第一の使徒だの、愛の奴隷などなどとても深い仲であると云う事だが、異世界から降臨した僕にはそんな記憶は無い。
そう云うと、そんな嘘を!から始まり、そんなにあの女が良いんですかとか、やっぱりあの時止めを刺しておけばとか、私だけを見てくださいとか、随分イタイ事を言い出す。そのまま何も云わず見つめ続けると、捨てないで下さい、まで進化した。面倒くさそうなお姉さんだけどヤンデレというか都合の良い女っぽい。太腿やらかいし、おっぱい大きいし。
膝枕でおっぱい揉みつつ神官お姉さんの語る「僕とお姉さんの愛と戦い日々」を聞いていたら祭壇下から神官に呼ばれた。
月神様というのは僕のことだから、星神様というのはお姉さんの事だろう。お姉さんも神様だったと。新事実。
夕飯が祭壇に並べられていく。お姉さんとイチャイチャしてたら日が沈んでいたのは驚きだった。膝枕と巨乳から中毒性のある健忘ガスかフェロモンか出てるのだろうか。
ゴチャゴチャ五月蝿い神官連中は下がらせ、お姉さんからのマウストゥマウスでご馳走を頂く。案外、口移しでの食事は面倒くさい。いろいろ零れるし。お姉さんは気に入ったのか大興奮だったが、次回からは自分で食べよう。
でもデザートは良い感じだったので、デザートの時は食べさせて貰おうと思う。
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