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へヴィでチェーンな店員の妄想雑記帳(18未満非推奨)
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    暴発の回。
    エロスほとんど無し。なぞる程度。ハーレムらぶらぶ派、すべてワシのもんじゃ焼き派は要注意
    いつもより長いだけです。ごめんなさい。

    副題 副案よりは中身が解かってもらえる気がします。

    誤字訂正。少し加筆。(10/3)

    7
     
     カナコが目覚めた時には、陽はもう沈みかけていた。着ていた物は綺麗に脱がされ、口内・おま○こ・アナルと全てに精液が注がれており、薄い胸には沢山の噛み跡と鬱血があった。彼女の師匠はカナコが気を失った後も行為を続け、毎日のノルマ1セット分は射精した様だった。
    口に残る精液を舌で擦り取り飲み込む。乾いたそれは朝一の出汁より喉越しが悪い。カナコは下腹に力を入れ、おま○こから生の精液を搾り出し、指に絡めて口に運ぶ。やっぱり子種汁は生に限ると惚けた頭で幸福感に包まれる。
     
    今回、カナコは公認勇者の殺害によって自身の倍以上の総合レベルと戦闘スキルを手に入れた。相変わらず『性技』Lv.が最も高いと言うのがお笑いではあるが、『ナイフ』以外の戦闘スキルが手に入ったのがカナコには嬉しかった。特に『魔法』系のスキルは今まで魔法とは無縁のアカスナ村だけで生きてきた生粋の田舎モノであるカナコには奇跡の業である。それが自分の力と成った事で、勇者の自分に初めて喜びを感じた。
    弱者ではない自分。決してカナコに優しくない世界で生きて行くにはまだ、力は十分ではないが無力ではなくなった。勇者のにかけられた呪いはカナコに希望を与えてくれた。
     
     精液を舐め終え、脇に置かれていた服を身に付けたカナコは後ろ手に縛られ転がされている女神官を見る。亜麻色の髪に日に焼けた肌、衣装跡は白い地肌でよく判る。全身の鍛え上げられた筋肉が彼女の強さを示し、身に残された衣服・装飾品が身分の高さを物語っている。だがしかし、いまの彼女はカナコの横で震えるだけの敗者である。剥き出しの下半身には陵辱の跡が残っている。テツロウが強引に捩じ込んだのだろう、おま○こには精液の他に乾いた血が付き、散々摘み上げられたであろうクリトリスは腫れあがっている。閉じる事さえ出来ない両脚がその時の激しさを表している。
    自分の生きる道の厳しさをカナコはこのイサキの姿に見ていた。
     
    イサキの敗北をしばらく眺めていたカナコの耳に遠くからこちらに向かって駈けて来る複数の足音が聞こえた。『遠目』のスキルを発動して確認すると、それは五羽のトリウマを引き連れたテツロウだった。
    「おう、やっと目ぇ覚めたか。そんじゃ、チャッチャと荷物まとめて出発すんぞぉ」
    カナコが勇者ヒトシを絶賛ブッ殺し中に逃げ出した勇者PTの乗騎、トリウマ五羽を連れ戻してきたテツロウは回りに転がる勇者一行の遺体から装備品を次々に取り外す。それを見て、カナコもすぐに近くに転がる首の無い魔導士の身包みを剥がす。血に汚れた衣類も取り合えず折畳み、他の品と分けて一纏めに括りトリウマに乗せる。指輪やピアス、勇者の黄金色の頭髪、老狩人の目玉、魔導士の頭部、テツロウが言うもの全て積み込む。最後に残った四体の遺体は野生動物か魔物が片付けるだろう、とそのまま置いてカナコたちは出発した。
     
    /
     
    三羽に荷物を載せ、一羽にイサキを括り付け、残りの一羽にカナコとテツロウが一緒に乗る。夜間に移動し、日中休んで二日目の夜半に南西辺境領の中核都市イシキリバに辿り着いた。当然、本市内の城郭内区は閉ざされており辺縁の貧民区で宿を探す事になった。
     
    テツロウには自身の定めた幾つかのルールがある。その1つに泊まる宿は娼館のみ、というものがある。しかも望める限り上等な所という。そのため、この日の宿探しは困難を極め、結局野宿となった。基準を下回る安宿に泊まるならば路上で寝るほうがマシというテツロウのルールはカナコにはよく分からない。しかし、絶対の決定権がテツロウにあるため、カナコは街に居ながらにして野宿をすることになった。
     
    夜が明けて開門の時間が来る。城門前で野宿を行っていたカナコたちは城門の開門を待つ旅人や商人達が並ぶ列の先頭にいた。半裸で拘束されているイサキを連れての入城だったが門兵に止められる事無く、無事カナコたちは市内に入る事が出来た。
    テツロウが最初にしたことは街一番の娼館を探す事だった。朝から客を取る店は無いのだが、テツロウの有無を言わせぬ迫力と多少の金銭でイシキリバ一の娼館『テンバイシ』を宿にすることになった。
    「橙、お前先に部屋ぁ行って身体洗え。それと、一緒にコイツも洗っとけ」
    テツロウはトリウマからイサキを外すと、そのままカナコに放り投げる。
    「お師匠はどちらへ」
    危なげ無くイサキを受け取ったカナコは店を出ようとするテツロウに声を掛けるが野暮用だ、とサッサと行ってしまう。こうなっては仕方が無いので、カナコは言われた通り、自分とイサキの身体を洗い、テツロウが帰ってくるまで一眠りする事する。旅と殺しの汚れを落としスッキリした身体は四日ぶりのまともな寝床ですぐにカナコを眠らせてくれた。
     
    「起きろぉ橙ぃ、出かけるぞ」
    テツロウにペチペチと頬を張られたカナコが起きたのは、昼少し前の時刻だった。テツロウは体を洗いサッパリとした感じで、鎧ではなく平服を着、腰に長剣を一本下げただけの簡易な姿をしていた。裸か鎧姿しか満足に見た事が無いカナコはそのテツロウの姿に少々戸惑いを感じたが口にはしない。気に触ることがあれば街中でカナコを犯かすくらい平気でするのが彼女の師匠である。黙って従うのが一番良いのだ。
    テツロウに付いて部屋を出る時、床に転がしておいたイサキが居ない事に気付く。
    「お師匠、女神官が消えました」
    「問題ない。俺が動かした」
    カナコは逃がしたかと一瞬にして恐怖に襲われたが、テツロウの言葉で体中の力が抜けそうになるほど安心した。そのまま、気が抜けて何処に、等と聞いてしまった。普段ならば失敗なのだが今回は普通に答えが返ってきた。
    「これからソコに行くんだよ」
    テツロウの笑みはいつもの悪いヒトの笑みだった。
     
    /
     
     大きく開けた広場に急ごしらえの演台が1つ。その前には黒山の人だかり。演台の上には派手なピンクのレースをあしらった下着姿の美女が全裸の男女を指差し群集の呼びかけに答える。全裸の男女には手枷・足枷・首枷が付けられている。カナコはテツロウに聞くまでも無くこの場が何であるのか理解した。
     
    『奴隷市場』

    なんて醜悪なのだろう、カナコはこの広場も集まる人々にも反吐が出るほどのヒトの厭らしさ、醜さを感じた。 
    「どいつもこいつも汚ねぇツラしやがって、全員打ち殺してやろうか」
    半笑いのテツロウの呟きにカナコはゾッとする。テツロウならば殺りかねないし、殺りきってしまう。冗談と本気が入り混じる彼女の師匠の発言はいつもカナコを不安にさせる。
    「橙よぉ、お前がさぁもし、俺と会わなきゃアソコに立ってるのお前だったんだよ」
    壇上にイサキが現れた。彼女の目は驚き、悲しみ、屈辱、恥じらい、怒り、脅えとめまぐるしく変る。
    仕切り役の下着姿の美女アズサが本日の目玉商品だとイサキを紹介する。
    「このイシキリバ奴隷市、久々の大物が登場。先日この街を訪れたレイセンの神殿公認勇者ヒトシ卿の守護にして愛妾、神職修練官のイサキ=ユミズ嬢だ。」
    広場に歓声が沸く。
    「皆も驚いているだろう、コマバの街を魔王軍から解放した英雄ヒトシ卿と共に不死者討伐に向かったはずのユミズ嬢が何故、ココでこうしてあられもない姿を晒しているのか?しかし、それは聞かないでくれ。いま重要な事はただ1つ、彼女は今日いまココで競りにかけられる。さあ、幸運なイシキリバ奴隷市にお越しの諸君、この美女に見合う値段を付けてくれ!」
    アズサが右手を振り下ろすと人々は我先にと声を張り上げる。銀貨200枚、250枚、300枚、凄い速さで値が上がっていく。
    「そこで突っ立ってるお兄さん方、こんな出物はそうはないよ。十五で神職に上り、十七で輔祭に叙され、二十三で勇者の守護に任じられた神殿のエリート。神聖魔法も使えて個人・集団戦もいけるハイスペック。しかも身体も特級、突き出した大きなおっぱい見た事あるかい。この腹筋見なよ見事に八割れなのに女らしい体の線が崩れておらず、張りの良い肌は健康の証し。おま○こも熟れて締め付けは驚異の四段、あんたら即イキの名品だよ」
    イサキの胸を絞り掴まれ、片足が引き上げられ女性器の奥まで開かれる。意思に反して観客の視線で高ぶったイサキのおま○こは白濁した本気汁を止め処なく垂らし、演台に水溜りを作る。
    アズサの実演を伴った煽りで競りは加熱。金貨10枚、金貨10枚と銀貨5000枚、金貨15枚とそこそこのお屋敷が買える額に突入。
     
    カナコは奴隷市場の狂気に当てられ吐き気をおぼえる。自分達を守ってくれた勇者達、しかも力のある者を辱め、訳も問わずに慰みモノにしようとしている。
    「お師匠、どうして女神官を奴隷市に出したんですか」
    「他人のお古で我慢出来るほどオレは人間出来てねぇよ。金はあっても困らんがな」
    考えうる限り最低の答え。戦いに敗れるとヒトとしての尊厳は一切認められない。生き延びる為にはただの一度も負ける事は出来ない。今はこの最低ながらも最強である彼女の師匠の庇護が無ければ、カナコもイサキと同じ道を強制させられるのだ。世界は彼女達に優しくは無い。
     
    「金貨35枚、他は居ない?よし、金貨35枚でクロダイリの旦那に売った!」
    アズサが競りの金額を確定させる。イサキはイシキリバ奴隷市のここ十年で一番の高値が付いた。落札者がアズサから鍵を受け取る。落札者が受け取った鍵は奴隷の所有者の証で、奴隷の能力と意思を制限する首輪とリンクしている魔法具である。観衆の声に答えて鍵を掲げる醜悪な落札者。その横、イサキは演台の裏から下ろされる。
    歴戦の勇者PTの名誉ある一員、神々の加護を受け祝福される神官。それは既に過去の物であり、彼女はこれから優しさの無い世界の底辺で、非情で過酷な運命の下、全てを奪われ生きながら殺されていく。
     
    テツロウの半笑いのままカナコを後ろから抱え込む。
    「お前じゃ精々、銀貨1000枚ってところじゃねぇ。売らねえけど」
    自分の事ながら、そんなに出すヒトいるのだろうかとカナコは疑ってしまう。銀貨1枚あれば優に一週間は食べる事が出来る。カナコは良くて銀貨100枚だろうと思う。
    「お師匠、私は強くなりたいです」
    「あの間抜け勇者と違ってお前にはオレがいる。最高の従者そろえてやっから心配すんな」
    カナコは強く唇を噛み締める。
    「こんな所でビビッてる奴が、この先勇者共ブッ殺しまくれんのかよ」
    カナコを抱えるテツロウの手が強く絞まる。
    「殺します。殺しますよ!こんなのイヤだもん」
    振り返るカナコの目から涙が零れる。そのカナコの顔にテツロウの逸物が激しく居切り立つ。
    「強くしてやんよ」
    「強くなります」
    急いで『テンバイシ』に戻るため、テツロウはカナコを脇に抱えて走り出した。
     
     
    カナコ十二歳。Lv.155野良勇者(半熟)。
    テツロウ三十六歳。Lv.12580戦士(元神殿騎士)
     
    アズサ二十八歳。Lv.43奴隷商(花形司会)
    クロダイリ四十歳。Lv.112市高級行政官(財務担当)
    イサキ二十五歳。Lv.226愛玩奴隷(クロダイリ所有)
     
     
     
     
     
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