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「.....たい..いたい....んで..け.....い..いのいた....と..でいけ.....」
ぴちゃぴちゃという水音と一緒に何やら怪しげな呪文が聞こえる。顔になんかは柔らかいのが、口にはグミがあってムニュムニュ楽しい。しかもなぜかチ○チンが気持ち良い。時々、抓まれる様なチクッとした痛みが来るけど基本はネットリと舐め上げられる様な、ユウカさんのフェラに通じるものがっ、てチョト待て僕。
「あー、皆さん。タイゾー君、目が覚めた見たいっスよ」
目を開けたらすぐ前におっぱい二つ。しかも生ちち。その奥には眠たげな目をした...女の子の顔。名前なんだっけ。
「サザメちゃんデス。ヨロシクお願いしまス」
おっぱい少女サザメちゃんはそう言うと両手で僕の頭を挟み上下逆さのキス。むちゅ、ガチ、ガチ。おっぱい目隠しの中、歯が当たるのも気にする事無く強引に僕の口を貪る。真剣で痛い。逃れようと試みるが唇、おっぱい、手、太ももの四点ロックが完全に決まっており抜け出せない。
「駄目っスよ、タイゾー君。大人しく僕の唾飲むんスよ」
歯で歯を固定され、拒む事が一切出来ない状態の僕の口にサザメちゃんの唾液がだくだくと流し落とされる。僕のとは違いサラサラの唾液は咽喉越が爽やかで甘みさえあるような気がする。更に咽喉まで届くサザメちゃんの長い舌が僕の舌に巻付いて擦り上げて気持ちが良い。噛み付かれてる痛みなんていつの間にか感じなくなった。それにしてもサザメちゃんの舌は凄まじい。たぶん彼女は舌でサクランボのちょうちょ結びが出来る。
「もうタイゾー君はサザメに夢中っスね」
いひひひひ、と笑いながらサザメちゃんは舌を戻してしまった。
「...そんなこと、無い。タイゾウ君が夢中になってたのは私のフェラチオ。和邇のキスはただのオマケ」
足の方から声が聞こえたので頭を上げて確認。すぐさまサザメちゃんがおっぱい枕をしてくれる。何コレ凄い、リクライニング機能付き?何処で売ってるの。
「にひひ、現実見た方が良いですよシン先輩」
「...黙れ、それと笠宕先輩と呼びなさい。気安く下の名を呼ぶな」
キタァァァ!イキナリの修羅場空間。少し前まで二次元好きの童貞君だった僕には衝撃の展開で、こんな時何をすれば無事に生き残れるかなんて人生レベルが低すぎて分からない。
「わざわざ有利なチ○コ譲ってあげたっスのに一度も見てもらえない、出してもらえない。これじゃ、どう取り繕ったって下手クソって事じゃないっスか、シン先輩」
「...私の役目は、ケミコが傷付けたタイゾウ君のおち○ちんを優しく癒してあげること。お前の様な馬鹿は何も考えず大切な子種を無駄打ちさせる。今日タイゾウ君が何回射精したか数えてないのか、馬鹿だから。あと下の名で呼ぶな」
「ハッ、涙ぐましいまでの言い訳っスね。タイゾー君は可愛い娘には何回だって出してくれるナイスガイ、特命少子化対策係っスよ。どこかのおしゃぶり下手の根暗眼鏡じゃなきゃ連射も可能っスよ、ねタイゾー君」
いや、無理だろうソレは。しかし抱きしめる感じで胸に回されていたサザメちゃんの両手が、いつの間にか僕の頭を抱え込んでいる。眼鏡のアームが少し食い込んで痛い。脅迫入ってるね、確実に。
「サザメなら一杯出せるっスよね」
まごついてたら要求レベルが上がったぁぁ。何それ、死亡フラグですか。って、いまミシっていった、眼鏡のアームがミシっていった。
「出ます、出ます。可愛い娘にはドピュドピュ出ます」
「ひゃはははは、出すってタイゾー君。サザメの言った通り可愛い娘にはドピュドピュ出してくれるっスよ、ち○ぽ汁。サザメは問題ないっスけど根暗眼鏡じゃ危ないっスね、お先ヤリますかシン先輩」
「........」
「だんまりっスか。それじゃ今からサザメがタイゾー君とラブラブの子作り始めますんで会室の隅っこ、そうっスね、入口辺りにでも行ってイジケて下さい。あ、なんならソコでサザメ達のセックス見ながらオナニーしてていいっスよ、シン先輩」
あははははっ、と笑いながらサザメちゃんは僕らのいるソファーの横にある座卓を指差した。終了?終了したの、修羅場タイム。みんな無事の無傷で解決ですか。良かった、良かったけど女の子って怖いね、言葉で人が殺せるね。どうでも良いけど向かいのソファーに赤毛の人が座ってる。名前なんだっけ。
「...わかったわ。和邇の言う通り、私から、ヤラせてもらうわ!」
「ふぉぐっ!」
えっ、何、何が起きたの、サザメちゃん、サザメちゃん!
「...それと、お前如きが、私の、名を、呼ぶな!!」
怖、ちょっ、刃傷沙汰ですか、猟奇ルートですか、助けてユウカさん!許して笠宕先輩!
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「...沙門、和邇を退かすの手伝って」
笠宕先輩の声と共に僕の頭を抱えていたサザメちゃんの手が力無く落ちる。ソファーの赤毛、沙門先輩がこっちに来ると一気にサザメちゃんの感触が無くなって上体がソファーに倒れた。
「笠宕サン、壱年に本気とか大人気なくね」
「...タイゾウ君は素敵な男性です」
「いやいや、ソッチもそうだが、和邇への逆回し蹴り」
何それ怖い、七福中じゃ女生徒に蹴りの授業とかあるんですか。というかサザメちゃん大丈夫なの。
「...これは躾。獣欲に屈し、タイゾウ君を傷付けた罰。年長者の務め」
「アタシには和邇への私怨バリバリに見えたけどね」
僕もそう思う。でもって笠宕先輩近いです。舌なんか出して何する気ですか。
「...沙門は浅はか。近くで見ていてこんな大事も分からない。ん、逃げないで、ちゅっちゅっ」
笠宕先輩が口の端を舌で舐め上げ、そのまま僕の口の中まで入れてくる。サザメちゃんの様な長さは無いけど、凄く一生懸命に僕の舌に絡んできて、何でか血の味がする。
「って、血。血が出てるよ笠宕先輩」
「...それはタイゾウ君の血。和邇が噛み付いたとき傷が出来てたみたいなの。ごめんなさい」
笠宕先輩が舌で僕の唇をなぞると右端で痛みが来る。そこを優しく先輩が舐めてくれる。チロチロする感じがとっても良い。
「ありがとうございます笠宕先輩」
「...お母さんは、私をシンちゃんと呼んでくれます」
唐突過ぎて意味が全くわからない。
「...タイゾウ君は私の赤ちゃんのお父さんです。だからタイゾウ君は私の家族です。なのでシンちゃん、が良いです」
イヤまだ子供出来てないし、なんて言ったら僕も蹴られてしまうんだろうか。しかし家族とは重、じゃなく深いものなんだなぁと思う。ユウカさんとはシタわけだし、ちゃんと考えなければいけない問題である。
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「...タイゾウ君、宜しくお願いします」
「あ、はい」
ずぶっ、っと予想外の効果音と快感。僕のチ○チンが笠宕先輩のおま○こにズップリ嵌ってる。え、宜しくお願いしますってそういう事ですか。展開速すぎませんか笠宕先輩。
「...タイゾウんぁ、君ぅ、タイぃ、ぃゾウ君ぁ」
パンパンパン、と早いリズムで笠宕先輩は腰を打ちつけてくる。僕は気持ちが良い。けど笠宕先輩はきっと初めてでかなり痛いはず。ユウカさんは泣いた位の痛さだ。でも笠宕先輩は痛みで多少、顔を顰めたけどすぐ僕に微笑みかけてくれた。
「笠宕先輩、無理しないで、痛みが引くまで動かないで」
「...シンちゃん」
笠宕先輩が何か言ったけど、幾分低く小さな声だったのでよく聞こえなかった。じゅぶじゅぶ、と水音を立てて上下のピストン運動だけじゃなく、擦り付ける前後の動きを加えた先輩は止まらない。時々ザラっとするところが気持ち良くて出そうになるけど先輩のおま○こはキツキツで精液が上がっていかない。
「笠宕先輩、初めてなんだから無理しないで」
制服の下からおっぱいがプルプル揺れるのが見える。ナイスローアングル、っていうかノーブラですか先輩。これはもう、揉めって事ですね、おっぱいバンザーイ。
「どうですか、おっぱいどうですか笠宕先輩。僕は気持ち良いです、おっぱい気持ち良いです」
決して巨乳という訳ではないのに何処までもメリ込んで行きそうな柔らかおっぱい。もうピッタリくっ付いて離れない。指を狭めると間のおっぱいがプルンっていうの、プルンって。
「...呼んで、タイゾウくん呼んでよ」
先輩の動きが更に早くなって、僕のチ○チンも痛くなってきた。ちりちりする。ちょっとこれはキツイ。ペースを落としてもらう為、おっぱいへの愛撫を押上げ気味にする。
「先輩、笠宕先輩。もっとゆっくりヤリましょう、おま○こだけがセックスじゃないんです。僕は大丈夫ですから一緒に気持ち良くなりましょうよ」
先輩の腰の動きに合わせ、なるべく擦れない様に動く。潤滑油代わりの愛液も出ているが、それより破瓜の血が目立つ先輩のおま○こ。早く気持ち良く、感じられる様にして上げたい。
「僕に任せて、ね、先輩」
手を伸ばし先輩の頬を撫ると濡れている。なんだコレ。
「...なんで、呼んでよぉ」
涙か、涙だ。
「...タイゾウくぅん、シンちゃんって呼んでよぉ、お願いだから、ひっ、シンっちゃんって呼んで、よぉ」
あぁあぁぁっ、と泣き出した笠宕先輩。先輩の動きは止まらない。
「シンちゃん、分かったから、ごめん、ゴメンねシンちゃん。」
笠宕、いやシンちゃんを思い切り抱きしめる。僕はまったくの考え違いをしていた。シンちゃんが偏った保健体育的性知識からおま○こに拘っていたのかと思っていた。しかしシンちゃんは僕が「シンちゃん」と呼ばないのは家族ではないから、実は子作りしたくないからだと思っていたのだ。
シンちゃんと呼ぶ事がこんなに大事なことだなんて思いもしなかった。サザメちゃんの言った「シン先輩」はシンちゃんにとって彼我を分ける線を踏み越えた行為だったのだ。僕は幸運にもシンちゃんに家族と認められたのに「笠宕先輩」と呼ぶたびシンちゃんを拒絶していたのだ。シンちゃんのおま○こへの拘りは愛の告白だったのだ。
「あああぁぁぁぁぁぁ」
シンちゃんの動きが止まって、おま○この締め付けが緩んだ。
「出る、ザー○ン出ちゃうよシンちゃん。ゴメン。うっく」
気持ち良いけどキツキツのシンちゃんのおま○こから解放された僕のチ○チンは一気に精子をシンちゃんに流し込んだ。
「シンちゃんゴメン。もう笠宕先輩だなんて呼ばないよ」
シンちゃんのおま○この入り口が急にキツクなってチ○チンからザー○ンを搾り取るように動き出す。コレちょっとキツイ、気持ち良過ぎだ、また出る。
「出る、出ちゃう、連続で来る、イク絶頂くぅう」
ピュ、ドピュピュピュピュゥゥ!
出た、鼻の奥がツーンとする位。シンちゃんのおま○こは多少、力を緩めて精液絞りを続けている。お腹に耳当てたら子宮のゴクゴクってザー○ン飲む音が聞こえると思う。
「...タイゾウ君、シンちゃんって言ってくれてありがとう。私がんばってタイゾウ君の赤ちゃん育てるから」
気が早すぎだよシンちゃん。まだ出来てるか判んないし。
「一人で育てるみたいな事言わないでよ」
何言ってるの、僕。覚悟完了してるみたいじゃないかコレじゃ。
「さすがタイゾウ、惚れ直した!」
うわぁああ、突然シンちゃんの後ろから現れるユウカさん。シンちゃん越しに抱きしめられる。
「...ユウカ、邪魔です、まだ終わってません」
「え、シンちゃん、疲れたでしょ、初めてだから色々いたいだろうし。僕は二回も出したから大丈夫だよ」
後ろ手でユウカさんを追いやるシンちゃんが、また腰を動かしだす。
「...タイゾウ君、私けっこう体力あるし、痛みにも耐性があるから気にしないで。タイゾウ君のが治まるまで私を使って」
シンちゃんおま○こが精液絞りで刺激を送り続けるから、僕のチ○チンは立ちっぱなし。
本当もう大丈夫です、抜けば治まります、と言ってもシンちゃんには聞いてもらえなかった。
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